支部総会 ジャーナル投稿記事

平成29年度  蔵前工業会岡山県支部総会

前夜からの雨が上がり、9月23日(土)倉敷アイビースクエアにて蔵前工業会を開催しました。本部理事・副学長・他支部・如水会からもご参加頂き、総勢25名となりました。

総会では竹内理事より“大隅良典栄誉教授 ノーベル賞受賞”とそれを支えた母校の余話、本部・各支部の幅広い活動状況の報告がありました。また、植松副学長より近況報告とあわせ、“国際化改革”の一環として海外留学生受け入れと東工大生の海外留学環境整備にご尽力されておられる話を拝聴しました。その後、支部の議事が行われ、承認を得られました。

講演会では大原美術館を創設した大原孫三郎と児島虎次郎の奮闘と「美術館は生きて成長するもの」を実現した長男 總一郎の活躍について、孫三郎から4代目となる大原あかね氏(大原美術館 理事長)からご講和頂きました。あかね氏のご母堂が東工大のリケジョ(昭和36年 博士課程化学専攻)だったとのサプライズに加え、民藝運動で活躍した河合寛次郎、濱田庄司、芹沢_介は東工大出身で總一郎と交流があったこと、館内の個別展示室で多くの作品が展示されていることの紹介にはちょっとした親近感を覚えました。作品のスライドを交えながらのお話の中では、遠くエジプトから児島が持ち帰った古陶器片が陶芸家 河合寛次郎に時を越えてインスピレーションを与えたくだりは印象的でした。

会場の倉敷アイビースクエアは大原孫三郎が社長を務めた旧倉敷紡績工場跡を改装したものですが、大原美術館へは徒歩数分。含蓄に富んだ講演後の美術館見学は特別に味わい深いものでした。

懇親会では例年のごとく大いに盛り上がり親睦を深めることができました。最後に、刷新されたカラオケ動画を伴奏に全員で学歌斉唱を行い、再会を期し散会しました。 (会合の様子:http://kuramae.hp2.jp/)

(H05修化工 川上竜司 記)