蔵前工業会会員各位
第21回関西蔵前講演会と懇親会開催のお知らせ
社団法人 蔵前工業会
関西蔵前講演会実行委員会
関西蔵前講演会も回を重ね、今回で21回を迎えることになりました。
今回は、日本屈指の古典であります「萬葉集」に関するお話と、今話題の「液晶」と生物が創り出す構造との関係を中心にしたお話があります。
会員の皆様はもとより、ご家族、お知り合い等お誘いあわせの上ご参加下さい。
尚、講演会に引き続き懇親会を開催致しますので、あわせてのご参加をお待ちしております。
また、出欠のご返事は本メールの返信メールにて5月3日(土)までにお願い致します。
(返信には、お名前(ふりがな)、卒・修了年次/学科、勤務先(現・元)、住所、同伴者有無等お知らせ頂ければ幸甚です。)
開催日時 : 平成20年5月17日(土)13:30より
開催場所 : 中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜2-1-25、TEL 06-6345-6351)
西梅田駅の堂島地下街を南進、突きあたりを右手出口から地上に出て、西
に約100m進んだ左側レンガ造りの建物。
講演会 : 13:30?16:00 (於 中央電気倶楽部大ホール)
講演1.「勇気と希望の書としての『萬葉集』」
大阪市立大学大学院文学専攻 教授 村田 正博氏
(筑波大学大学院 博士課程文芸・言語研究科単位修得)
後世の人々に長く親しまれ続けてきた屈指の古典として『萬葉集』をあげることに異議を唱える人はまず無いでしょう。ところが古来『萬葉集』にまさって人々に古典と仰がれるのは『古今和歌集』だという時代があり、それが千年近く続いた和歌の伝統でありました。それに替って『萬葉集』に多くの人が目を向けるようになったのはここ百年あまりのことに過ぎません。
長い伝統に対する変革を志す人々によって見直され、人々の勇気や希望を育んだその力の源泉について、ご一緒に思案をめぐらせてみたいと思います。 |
講演2.「高分子と液晶?自然界の神秘・ここにも液晶が?」
東京工業大学大学院有機・高分子物質専攻 教授 渡辺 順次氏
(東京工業大学大学院 理工学研究科博士課程化学工学科専攻修了)
高分子と液晶の相関を議論する上で避けて通れないのは、生物に見られる自発的構造発生です。生物が創り出す構造は液晶と関係があり、例えば昆虫の羽に見られる金属光沢は、キチン質のコレステリックらせんが固定化し、そのらせん周期による光の選択反射であることはよく知られていますし、その他多くの構造の組織体部にらせんの軌跡を見ることが出来ます。
本講演では、高分子と液晶の相関、構造物に起因するナノ構造の詳細と、その構造がいかに創生されてきたか、生物のナノテクノロジーの妙味についてお話します。 |
懇親会 : 16:30−18:00 (於 中央電気倶楽部大食堂)
会費 : 講演会 会員、非会員を問わず無料
懇親会 5,000円
但し、平成10〜19年卒・修了会員、同伴者は 3,000円
平成20年卒・修了会員は無料
(蔵前カード持参の方は 20% 割引)
以上